SR7000

とりあえず2日分くらい聴きこなしての所感です
まず、第一聴の時点ではなんだかザラっとした感じで、Eq要調整と判断
この段階からEq調整コースはまずい…と悪寒がしつつもいつものEqualizer APOで緩やかなドンシャリカーブ設定に
案の定、まだ高音が濁る、、、というかドライバーの特性が”そういうもの”だった
「あーあ」全身から冷や汗が吹き出し-89000円の後悔が襲ってきた
それでもと諦めずに曲を聴き漁りながら気づいた、、高音は依然ウィークであるものの、中音低音の質は本物だ!
それから粘りのEq調整の末に黄金比を発見、1.9kHz付近を強めに持ち上げると高音域に明瞭感が出る!
そしてEq微調整の末、Aune Crystal Eqoptim™プリセット完成
その後は聴き込めば聴き込むほどSR7000のポテンシャルが次々と見え始める
まずAC55でもそうだったように、中音域の突き抜けるサウンドは本物だ、低音域も前評判の通り、量感はそこまでないものの、私にとっては十分で、何より低音の解像度が高いことのほうが評価ポイントだった
そしてこのヘッドホンの真髄が遂に見えてきた
それは比類なき音場、定位、そして密閉型とは思えない抜けの良さ!
音場はもう意味不明と言って良い
なぜ密閉型でこれだけの広さを…そして定位は炊きたてのお米かと思うくらい粒立つ
それでいて音の一つ一つが妙な響きも濁りもなく抜けていく
本当に惜しいのは高音がAC55などの開放型と比べるとやはり濁り気味に聞こえることだが、これはこれで聴きやすさでもあり、完全な欠点とは捉えなかった(あとEq調整である程度緩和できるので)
というかもはや高音とかどうでもよく、低域から中音域までの明瞭かつ美しい響きと青天井の音場にただただ感動あるのみ
どうせ肝心のボーカルの音域もSR7000のスイートスポットのぎりぎりカバー範囲だし(言い訳)
そして最大の懸念点だった、装着感
これももはや予想を遥かに飛び抜けていった
偶然友人と16時間くらい(狂気)ボイチャするタイミングがあったので着用し続けてみると、疲労はおろか痛みさえ出てこなかった
これが側圧万力で有名なBeyerとかなら今頃私の顔面は1nmの微細化を実現しTSMCを出し抜いていただろう
ヘッドホンは音質も大事だが、長時間の装着に絶えられなければ完璧なリスニングは達成できない
SR7000はそういう意味でもパーフェクト&マスターピース
遂に私はSR7000を理解したのであった

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